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2016年07月05日

クラウドファンディングについて @

クラウドファンディングについて、これから何日かかけて説明していきます。

知っているようで意外と知らないのがクラウドファンディングだと思います。

このシリーズでは、購買型クラウドファンディングに限定して話します。

投資型や寄付型に興味がある方には申し訳ないのですが、コンサルティング業務として取り組むのは購買型に限定しておりますので、ご了承下さい。

さて、初回の今日は、どのような状況になったらクラウドファンディングを検討すべきなのかということについて議論します。

何かしらの新奇性がある製品の開発に取り組んでいる企業(及び個人)が、製品化の一歩手前までたどり着いたとき、大きな壁になるのが、金型を製作する資金をどうやって確保するのかということです。

資本力のある大企業等であれば、そこは大きな問題ではないのかもしれませんが、多くの中小企業、ベンチャー企業では、時として大きな壁になります。

せっかく開発した製品でも、生産体制を確立できなければ、世に問うことができません。

ここ近年は3Dプリンターが普及し、比較的少額で制作できる簡易金型もあるので、試作品までは何とかなるかもしれません。

しかしながら、商業化を前提とした生産体制を整えようとすると、どうしてもきちんとした金型を作ることが求められます。

製品の種類、部品の数や形状等によっても金型の代金は異なりますが、1億円を超えることも珍しくありません。

もちろん、生産体制を確立するには、金型だけでなく、(人員を含めて)製造ラインも確保する必要があります。

製造そのものは外注するとしても、負担すべき初期費用はそれなりに大きな金額になることがあります。

そこで、そうした資金負担を少しでも軽減するために、クラウドファンディングを検討すべきだと思います。

もちろん、もっと前のアイデア段階でもクラウドファンディングは可能ですが、具体的な形になったものがあった方が、資金を提供する側にアピールできます。

試作品の製作も簡単ではありませんが、そこまではクリアしてからクラウドファンディングを試した方が、より大きな成果を得られると考えられます。

製造業であれば、試作品が完成して、商業化を進める段階になったときにクラウドファンディングを検討して頂きたいと思います。

サービス業やソフトウェア開発(ゲーム等も含む)の場合は、サービスの具体的な内容や、ソフトウェアの具体的な用途、面白さなどを明確に説明できるようになった段階がその時だと思います。

専門家ではない一般人が具体的なイメージを想起できなければ、支援要請に応じる可能性が低くなってしまうので、少なくとも何を提供するのかがはっきりしていない場合、クラウドファンディングをスタートするには時期尚早だと言えます。

逆に、せっかく試作品まで出来上がっているのに、資金不足で商業化の目途が立たないなどという状況であれば、クラウドファンディングを検討すべきだと思います。

また、すでに生産体制は構築し、いつでも量産できるようにはなっているという企業でも、クラウドファンディングを検討する余地はあります。

一つは、海外展開を狙っている企業です。

自前で販売網を構築するのは、時間もコストも莫大なものになります。

他社と提携するのも選択肢の一つですが、これも簡単ではありません。

そんなとき、クラウドファンディングは、有力なツールとなります。

テストマーケティング的な使い方もあり得ます。

本格的な販売の前に、市場の反応を見るという使い方です。

低コストでテストができるとも言えます。

ところで、日本国内のクラウドファンディングは、成功事例とされる案件でも、数百万円程度の規模にとどまりますが、米国のクラウドファンディングでは、数千万円から数億円の規模に達することも少なくありません。

英語の壁があるとか、仕組みが今一つ理解できないという方は、ご相談下さい。
posted by T・C・マネジメント at 14:23| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサルティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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